間取り作成の際に最も重要だと思う所ってやはりリビングですよね。
何せ家の中で一番長い時間いる場所ですし、家族とのコミュニケーションの場ですから皆にとっても居心地が良い事が大前提ですよね。
そんなリビングですが、いざ間取りを作成してワクワクしながら新居が建ち、いざ生活をしてみると【あれ、ここ不便だなー】なんて思うポイントが出てくるかも知れません。
しかしそんな事を思ってももう後の祭り。
生活の習慣を変えるか、何かを工夫して快適に暮らせるように自分たちで模索していく必要があるのです。
今日は今から間取りを作ろうと思っている方に、リビング間取り作成の際に見落としがちなポイントをお伝えしたいと思います。
まず大前提としてリビングの真横にトイレがある間取りは避けましょう。

トイレだけでなく実は見落としがちなポイントがあります。
目次
我が家のリビング(LDK)間取り
我が家は二階リビングなんですが、希望ポイントを伝え作成していただいた間取りはこれでした。

この間取りで話を進めようと思い色々考えてみたのですが途中である事に気付きました。
ダイニングからテレビ観れない
そうなんです。
大枠の間取りに気を取られすぎて危うく見逃すところでしたがそれは非常に困る。
私は小さい頃から実家で食事中もテレビを観ていました。
それは私の奥さんも同様で、そんなもの同士が結婚すればそれは食事中のテレビは当然観る事になります。
だけど食事中にテレビが無いなんて経験なさ過ぎて逆に何したらいいのか分からなくなってしまう。
実はテレビが移動出来ない
本来であればダイニングから見て正面側にテレビが置けないと観れないけど【完成してからそっちにテレビを移動すればいっか】なんて思ってました。しかし、もう一度間取りをご覧ください。

私が置きたいと記述した所には大きな掃出し窓があるんですよね。
掃出し窓の前にテレビを置く訳にいかないですよね。
採光や採風の為の窓が全く機能していないなんてそんな無駄な事はありません。
我が家の確定間取り
設計士の方にダイニングからテレビを観れるようにしたいと相談し、いただいた新しい間取りがこちら。

なんと窓の位置も縦長のオシャレな窓に変更してくれました。
これで私達家族のダイニングからテレビ問題は晴れて解決しました。
実はそんな物件だらけ
私も家を買う時に、最初は建売を買う事も視野に入れてたのでいくつも物件の間取りを見ましたがこのダイニングからテレビが見えない(もしくは見づらい)物件って意外と多いんですよね。
例えばこの物件にダイニングテーブルとソファ置くとしたらどう置きますか?

私が想像するに一般的にはこうと推測します。

そう、全くテレビ観れないんですよ。
ましてやこの物件はリビング横にトイレがあるのでもう私からしたら論外中の論外です。
素人の私が作ったってもうちょっとマシな間取りが作れる気がします。
実際に売りに出ている物件の画像を拝借した訳ですが、住む前には色々な夢が膨らみすぎて、こういった小さな事に中々気付けなかったりするんですよね。
戸建ては3回建てないと満足出来る間取りにならないとよく言いますが誰が3回も建てれるかっつー話で出来る事なら1回で上手くいかせたいですよね。
その他注意点
実際に私の家も建ってみてから気付く事もあると思います。
しかし私は失敗したくないのでパソコンに穴が開くくらい色々調べ、自分なりに見落としポイントやこだわりポイントを抜かりなく反映させたつもりです。
キッチンは北側
二階リビングは一階リビングに比べて温度が高くなりがちです。(冬は暖かいと言う事でもある。)
その為食材などが痛まないように北側に持って行くことでそのリスクを抑えています。
続きの和室がある
リビングスペースだけで言うと我が家の場合8帖です。
ソファーやテレビなど置いたりしていると意外と導線以外のスペースの確保って難しいんですよね。
しかし我が家にはわんぱくな男の子が2人もいるので遊ぶスペースの為に和室は大活躍です。
※余談ですがダイニング上にロフトがあるのでリビングを見下ろせる仕様にしている為、ロフトも子供たちの秘密基地みたいになってくれると思います。
掃除が難しい窓は型ガラスに
我が家は天井高が5m弱あるので高い所の窓なんてとてもじゃないけど掃除出来ないですよね。
なので汚れが目立たないようにしました。
コンセントの位置
コンセントに関しては多すぎると言う事はないと私は思っています。
逆に建ってからのコンセントを増設するほうがよっぽど難しいので。
西日
我が家の場合はちょうどテレビ側が西になるため、真夏にはとんでもない日差しが入るのではないかと予想しています。
これは何か手を打たないといけませんね。
暑さ対策
我が家は二階リビングなので夏は暑くなりがちなのでどうしようかと言う所です。
一応それも考慮して採風の事まで細かく設計に口出させていただいたので風通しは良いはずなんですが、、、それでも心配です。
シーリングファンがどれほどの働きかに期待です。
まとめ
図面を作成する時に当然ですが普通は平面図だけしかありませんよね。
ただその間取りで実際に生活することを頭に思い浮かべてみてほしいのです。
■自分がキッチンで料理している姿を想像してください。
■自分がダイニングで食事している姿を想像してください。
■自分がリビングでくつろいでいる姿を想像してください。
見えてくることがいっぱいあるはずです。
もちろん私達家族の生活習慣と皆さんの生活習慣が同じではありません。
私が挙げた以外にも【こんなポイントがあったんだ】と気付くことが出来るかもしれません。
私以外にも間取り作成時の注意点を書いているブロガーの方は居ます。
私はそう言った方達のブログを片っ端から読みました。
それはもう穴が開くくらい(笑)
それほど後悔したくない念が強いだけなんですけどね。
みなさんも素敵なおうちが建てられますように。